レース前のワクシング方法
★ベースクリーニング
・スキーを室温に暖めます。
・パラフィンワックス(レース当日の予想される温度・雪質に合わせたモノ)をアイロン塗りする。
ワックスがベースに染み込んだらすぐにスクレープ
(ワックスがまだ固まらないうちにスクレープ)する。
次に少し堅めのパラフィンワックスをホットワックシング。
・乾いたらミックスブラシ又はボア(猪毛)ブラシでブラッシング。
ストラクチャーの目に残るワックスを落としましょう。
★レースワックスを塗る
・初めにドミネーターのSRB32を薄く生塗りします。
★ ごく薄く滑走面に延びた状態に塗ります。
・レース当日の雪温・気温・湿度・雪質・コースの重要ポイントに合わせたレース用ワックスを選定します。(☆天気予報などをよくチェックしておき、ワックスチャートで選びます)
・SRB32を塗ったその上から滑走ワックスを¥アイロン塗りします。(煙のでない温度で)
・ワックスを塗った後は室温で充分置きます。最低でも2〜3時間、出来れば一晩。
★ ここまでは前夜にやっておきましょう。
・充分冷えたら(置いたら)ワックスをスクレーパーで落とします。
★ ここからはレース当日の朝が良いですね。
・ボアブラシでさらにワックスを落とします。
・最後に水をスプレー(霧吹き)で撒いてからボアブラシか馬毛ブラシで仕上げをしてください。
★ 水を撒いてからブラッシングするのは、ブラッシングによって取れたワックスの粉が、水滴に取り込まれ
滑走面に戻らないようにする為です。
★オーバーワックスを塗る。
その1
ソリッドタイプのフッ素100%ワックスをベース全体に薄く手塗りし、フエルト又はコルクで伸ばし、ファイバーレーンで擦り付けます。そして水をスプレーで撒いてから馬毛ブラシかボアブラシで、ベースが光沢を放つまで強くブラッシングします。
その2
湿気が多くパウダータイプのフッ素100%ワックスを使用する場合は、スタートの前に塗りましょう。薄くベースにふりかけフエルト又はコルクで伸ばし、ファイバーレーンでよく擦り付けてから水を撒いてブラッシングします。気温・湿度が低いほど量を少なめに。スキーを雪に埋めて冷やします。 スタート台に上がる前にファイバーレーン又は仕上げ用ブラシで、トップからテールに向けて軽く拭き、スタートです。
GOOD LUCK!
★個人的なこだわり
・スタート地点で前日に塗ったであろうHOT WAXを、スクレーパーで剥がしている人をよく見かけますが、私はあまり好きではありません。何故ならレース前にはフリー滑走をしたいし、そのときにレースで履く板の感覚を掴んでおきたいので、宿を出るときにはHOT WAXは剥がしています。たぶん2〜3本の滑走でwaxは落ちないだろうし、
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