山小屋建設記
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長野県大町市簗場(ヤナバ)に山小屋作ったよ!
96年秋撮影

 

書いている途中です(未完成)
青字で斜めになっている所は関連リンクが張ってあります。
 

私が所属する高校の登山部OB会が、自分たちの隠れ家として山小屋を作りました。

山の伐採から整地、基礎、大工、仕上げ等、全部自分たちの力で作り上げました。
私も少しだけ手伝いました。
 

山小屋の構造はジオデシック・ドーム、ボールを半分に切ってかぶせた形です。3種類の三角形を、それぞれその頂点を集めた五角形と六角形を組み合わせ、サッカーボールのように球体になることを利用した構造物。最小の構造材で、最大の建築空間と強構造を得る事が出来ます。



 

この構造体の考案者は故バックスミンスター・フラー博士。数々の数学的・建築学的功績を残された人です。彼の功績は何冊もの本に紹介され、我々の小屋にも実っています。
「宇宙船地球号」この言葉を作った人といえば解ってくれる人もいるかな?

■ R.バックミンスター・フラー博士1895年7月米国生まれ。


数学者、哲学者、エンジニア、デザイナー、建築家として様々な分野で活躍し、天才の名をほしいままにしました。
1927年独自の数学・物理学体系「エナジー/シナジー幾何学」を構築、以後その具体的な対応として革命的な発明を発表してきました。
大量生産を前提とし、住宅設備としての機能を追求したプレハブ円形住宅「ダイナマクション・ハウス」、波形金属版を使った簡易住宅「ダイナマクション・ディブロイメント・ユニッツ」等を空間経済的な合理性の発想により発明。
そして、1953年ジオデシックドームの完成に到達。時代を先駆けた先進の構造体で、人類が考案した建築物の中で最も効率的な建築技術でした。大量生産の工場を設立し、1960年代末の新しい生活様式に迎えられ、またたく間に全米に広がっていきました。今や世界中に20万棟以上もの実績を持っています。

地球は絶妙にデザインされた、ひとつの進化する宇宙船である。エネルギー供給母船、太陽号や重力バイブレーターたる月号と共に 宇宙の中をばく進する宇宙船である。そして私たちもこの宇宙船の乗組員なのだ


 

事の始まり

 我々のクラブは東海大学付属相模高等学校登山部。今年で創部37年の登山を楽しむ高校生が、連綿とまた細々と継続させてきたクラブです。

そのクラブで文字どうり同じ釜の飯を食ってきたOB・OGが20年以上自分たちの山小屋が欲しいと願ってきた。

 15年程前にも候補地の土地の調査や、資金関係を計画してみたが、資金不足から挫折。

 5年ほど前、ひょんな事から建設計画が再燃し、準備活動が始まった。

私は知らなかったのだが、始めは古株のOB同士の飲み会の席で「またやろうよ」と火がついた。

 でも、やはり一番の問題は建設できる土地をどう確保するかが大きな問題としてたち塞がってきた。色々つてを手繰って捜してみたものの、今ひとつ魅力的なロケーションの所がない。手詰まりの状態になっていた所で、それまで再燃した建設計画を知らなかった私にも話が来た。

 私は16年前に、文部省登山研修所の講師仲間が作った山小屋建設にも、ホンの少し顔を出したことがあった。そして、当時その小屋の運営スタッフになっていたこともあり、借地をしていた地主さんとも面識があった。そんなこともあり、我々のクラブの山小屋も「同じ地主さんから借りたらどうだろう」と提案したのでした。みんなで下見に行き、いい所だと話が進み、我々にも借地させていただけることになって、土地問題は解決した。

 周辺のロケーションは仁科三湖の真ん中T中綱湖Uの前を走る大糸線、その簗場駅から歩いて8分。国道149号線から林道を登ること100m。林道の脇に200坪余の敷地です。

 国道を挟む正面には鹿島槍スキー場。林道をさらに登れば、プライベートSKI場(今は営業していない)。大町市街へ車で10分、白馬のSKI場までが10〜30分といった近さだ。鹿島槍スキー場へは板を担いで歩いていけます。

夏には仁科三湖での釣りやボート、ウィンドサーフィンも

木崎湖で出来る。当然、後立山連峰の登山の基地としても活用できる。

   《大きな地図にリンクしています》

  

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