ヒマラヤ登山の記録 Ama-dabulm(6856m) 1980年秋
 イエティ同人東京ヒマラヤ登山隊 

 

ヒマラヤ登山の記録
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我々の先発隊はアマダブラム峰の偵察を終了し、9月26日ナムチェバザールにて本隊の加藤隊長、福島、坪井隊員の3名と、ネパール政府連絡官、シェルパ頭のアン・カミ、コックのラクパ・ドルジ達と合流した。20日振りの再会である。

ナムチェバザールまで、人の背によって運ばれてきた登山隊の荷物80個は、ここからチベットの牛「ヤク」の背によって運ばれることになる。ナムチェバザールで最後の食料調達を済ませると、荷物は120個になった。60頭のヤクが長蛇の列で歩く様は圧巻である。でも我々の隊は小さい方なのだ。大きな隊になると、300頭からの大規模になると言う。

 

ベースキャンプ建設



 写真 左上:ヤク達が到着。  左下:使用するロープ2800m用意したが足らず、500m買い足した。
    右上:背後にそびえる山は、左タウチェ、右がチョラチェ  右下:荷物の整理には丸一日かかった。
10月1日、
アマダブラム峰から流れ落ちる氷河の、末端にある氷河湖のほとりに、ベースキャンプを建設した。
標高4700m。
  

登攀開始
日本を出発して一ヶ月、やっと待望の登攀(クライミング)の開始である。 

 

これが我々の目指す北西壁
点線の所を登る予定。

 

壁の標高差1800m氷と雪と岩の
絶壁である。 

 

 


 

ハンギング・グレイシャー
(氷河の滝)
の横を登る。車くらいの大きさの
氷が積み重なっていて、何時崩れるか
解らない。

非常に怖かった箇所。(1)の場所

 

BC(ベースキャンプ)から標高差で
500m地点(5200m)

 

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