初めに、完成のイメージを作りましょう。
○ 両足のスキーが平行にきれいなたわみを作りターンをしていく。
○ ターン後半、外からの力を巧くエッジ切替の力として使い、
そのまま次のターンに繋げる。(クロスオーバー)
○ 自分から無駄な動きをしない。
○ 皆川賢太郎選手の滑り
こんな滑りができるといいですね。 (^_^;)
【佐藤久弥氏の考える最速の滑り】から抜粋
私のイメージとしては、ターン時の遠心力で溜めたパワーが100%だとすると、次のターンへ100%のパワーを繋げていく又は利用していくというイメージがあります。80%だともったいないし、0%だと、又次から100%のパワーを作る労力が必要です。
全体の動きを見ると、スキーに乗っている物体(塊)が加速するわけでもなく、スキーだけが走るわけでもなく、スピードを殺さず斜面を降りていくと表現したほうが適当だと思います。
動き自体がシンプルで余計なアクションを起こさない動きになってくるのです。
《中略》
私の場合、緩斜面の場合もパワーの使い方は一緒です。自分から一生懸命、スキーを押す、圧するという感覚ではなく、ターン時の遠心力で生まれるパワーを次のターンに利用するのです。切り換え期における角づけの解放による「走り」「抜け」ではなく、舵とり期における「走り」という事に繋がってくると思うのです。必然的に角付け角が緩くなるので、エッジングというよりはスキーの面で捕らえるのでしょう。
厳密に言えば、エッジングとズレの境界線で滑る事が理想です。
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